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| 「蔵の歴史」 |
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創立明治壱拾年 当時の吉浦村に五人の野心家があった。 彼らは村の自然を生かした事業が何か出来ないかと常日頃相談しあっていた。其の中の中心人物(初代:中野光次郎)の夢見にある夜、龍が現れる。 天上界から降りてきた水を司る龍は吉浦の地に飛び込む。其の地からは懇々と酒が湧いて溢れ、枯れる事は無かった。 この夢見から吉浦の地に井戸を掘り、造り酒屋、つまり酒蔵をやってはどうか?という話が纏り、五人の有志が協力し合い酒蔵を完成させる。夢見から、その酒の銘柄を「水龍〜スイリュウ〜」とする。計らずも、ここ吉浦の地から湧き出る井水は大変良質であった。(後に分ったことだが 当時井戸を掘った深さが偶々丁度良く、それ以上浅くとも深くとも良質な水脈には当たらないのである。これも 果たして運命的というべき偶然であった。)その後幾年月の間に五人は運命を別れ行くが、その意志を一人受け継ぎ、代々と四代目まで続いてきたのが中野光次郎であり、これが現在の中野光次郎本店である。
戦前戦後の浮き沈み等、平坦ではないその歴史の中でも「吉浦の“地酒”であるという自負」「自然の恵みを大切に考えた酒造り」「地域の方々への貢献の精神」という信念を持ち続け、一本一本に愛情をもって丁寧に売ってゆくというスタイルを現在に至るまで頑なに守っている。
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